海外の新学期は9月?世界の学校がいつスタートするのか知っておこう

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海外の新学期っていつなの?

新学期は英語で、『back to school(バック・トゥ・スクール)』や、『New Tarm(ニューターム)』、『Autumn Term(オータムターム)』などの表現が使われます。

息子9歳がイギリスで新学期を迎え、Year5(イヤーファイブ)になりました。

このYear5という学年は、日本では小学4年生になります。

つまり、イギリスは日本より一年早く小学校がスタートするのです。日本では年長クラスの子供が小学1年生になるということです。

この記事では、学校の新学期の海外事情(特にイギリス)について紹介していきます。

海外の新学期について興味のある人は、ぜひ参考にしてください。

目次

1)9月から新学期の国はどこ?

世界の学校の新学期のはじまりを見てみましょう。

世界で一番おおい9月が新学期の国(例)はこちらです。

  • アメリカ・カナダ
  • イギリス
  • フランス・ベルギー・イタリアなどのヨーロッパ諸国
  • ロシア
  • トルコ・イラン・サウジアラビア・エジプト…
  • 中国・台湾・ベトナム

ヨーロッパ諸国でもドイツは8月末からはじまるなど例外の国もあります。

  • 1月新学期の国:シンガポール、オーストラリア・ニュージーランド(1月末~2月)
  • 2月: ブラジル
  • 3月: 韓国、アルゼンチン
  • 4月:日本など(後述↓)
  • 5月: タイ
  • 6月: フィリピン、インド
  • 8月:ドイツ、パキスタン
  • 9月:上記の国
  • 10月: カンボジア、ナイジェリア

7月、11月、12月に新学期の国はほぼありません。

調べてみると、海外では9月新学期スタートの国が圧倒時に多いことが理解できました。

2)なぜ9月新学期の国が多いのか?

イギリスを例にあげて説明します。

「9月新学期制度」は、英国が産業革命で栄えていた19世紀のビクトリア朝時代からはじまったと言われています。

この時代には、農業の収穫時期にあわせて学校制度が決められていました。

つまり、もっとも収穫で忙しい夏の間に子どもたちを休ませて家の手伝いをさせ、農閑期になる9月から新しくスタートした、ということになります。

他のヨーロッパの国の農繁期もこの時期と同じであることが、9月新学期の国が多い理由であり、他にも歴史的な背景(欧州の植民地だったかどうか)や、学年制度が2学期生か3学期生かの違いなどによっても異なるのです。

3)4月新学期スタートの国は?

4月が新学期の国(例)は?

  • 日本
  • 北朝鮮
  • パナマ
  • インド・パキスタンなど

インドやパキスタンは4月から新学期が始まるとはいえ、酷暑期にあたるため、実質的なスタートは6月です。

4月に新学期が始まる国は、世界からみると少数国ということになりますね

4)イギリスの新学期ってどんな感じ?

新学期といっても全校集会などはないので、夏休みが終わり『学校に戻ると新学期だった』という淡々としたムードで始まります。

学校が始まる前には、デバートやスーパーが『Back to the School』というコーナーを設け、制服や靴、水筒やお弁当箱といった学校に必要なもののセールがはじまります。

そうそう、イギリスの公立学校の制服は、スーパーでかなり安く売っているんです。

制服スタイルも、小学校までは【シャツにパンツかスカート、その上にスェット】というシンプルな学校が多く、制服にお金がかからないシステムです。

上質なものがほしければデバートや制服専門店で手に入れますが、それでもたいした額にはなりません。

親にとっては助かりますよね。

文房具も教科書も学校のものを使うので、学校用の筆箱や鉛筆さえ必要ありません。

息子が今日バック(リュックサック)にいれてもっていった、お弁当と水筒、スナック(フルーツ推奨されています)、図書館で借りてきた本と、、、、、それだけ!

これも、親がいろいろ買い揃えなければならない日本とは大きく違う点です。

ただちょっと困るのが、【イギリスの学校での勉強の進み具合がわからない】ということ。

教科書もノートも持ち帰ってこないため、わたしは年度の参考書息子からの聞き取りで、どんな勉強をしているのかをぼんやりと理解していることになります。

まとめ

以上、「海外では9月から新学期がスタートするの?世界の学校事情を知っておこう」について紹介しました。

日本では桜が舞う中、ドキドキ、ワクワクする新学期がスタートします。

全校集会や校長先生のお話は正直つまらなかったけど、今となれば新しいスタートを切るための精神的な区切りの儀式だったと感じています。

イギリスでは新学期とともに 修了式などの学年ごとの式典もありません。

イギリスで淡々と迎えた新学期とくらべてみると、日本の四季をかんじる新学期のありかたは、日本人としてのアイデンティティを育くむ一貫になっているのではないでしょうか。

日本の教育制度の良い点、海外の教育制度の良い点や、学校制度の違いを知ることで、自分のこどもにふさわしい教育のありかたを学べるのかな、と私は思っています。

今回は、主にイギリスの新学期を例に、海外の新学期について紹介しました。

▼バイリンガル教育に興味のある方は、こちらの記事が参考になります!

この記事があなたのお役にたてば嬉しいです。アトリ

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